こんにちは!女医ママのあきです。
今回は私が産休中に実践した、コスパ最強のファイナンシャルプランナー(FP)最短合格術についてお話ししたいと思います。
私は産休中にFPの勉強を始め、約3ヶ月で産休中にFP3級を取得、その4か月後の育休中にFP2級を取得しました。
産休〜育休期間の忙しい育児の隙間時間で、
- どのようなタイムスケジュールで勉強を進めたのか?
- どのようにモチベーションを保ったのか?
- 具体的にはどのような教材、道具を使ったのか?
などについてお話しできればと思います。
- 産休・育休中に資格を取得したいと思っている方
- FPの勉強をこれから始めようと思っている方
- 資格の勉強を始めようと思っているけれど、勉強法について悩んでいる方
私が実践したコスパ最強のファイナンシャルプランナー(FP)最短合格術が、皆さんの参考になれば幸いです!
限られた貴重な時間、有効に活用したいよね!
資格取得を含めた産休中の時間有効活用術については、ぜひ下記をご参照ください↓↓
FPとはどういう資格?
FPは、個人や企業の財務や生活設計に関するアドバイスを行う専門職の資格です。
具体的には資産運用や税金、保険、年金、相続など広範囲にわたるお金に関する相談に乗り、将来の生活設計をサポートを行います。
FPは人気の資格だよね!どうしてそんなに人気なの?
仕事としてだけではなく、家計にも活かすことができるからね!
お金に関することは、学生時代、学校でも詳しいことは習いませんし、苦手意識がある方も多いのではないでしょうか。
お金の問題、社会に出て働き始めてから急に直面する場面も多いですよね。
FP資格は、家庭において、家計管理や資産運用、保険の見直し、節税対策などの面で大活躍する資格です!
「今話題のNISA、気にはなってはいるけれど、結局何が得なの?」
「ふるさと納税はどうして節税になるの?」
など、身近なお金に関する疑問について解決し、家計に活かすことができる資格なんです。
FP資格試験の概要
資格の勉強を開始するにあたって、難易度は気になるところですよね。
合格率や、合格者の平均的な勉強時間についてまずは見ていきましょう!
日本FP協会 vs 金財
FP資格試験には、以下の2つの実施団体があります。
- 日本FP協会(NPO法人 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会)
- 金財(一般社団法人 金融財政事情研究会)
どちらで受験しても、同じ「ファイナンシャル・プランニング技能士」の資格を得ることができます。
私は日本FP協会で2級、3級とも資格を取得しました。
理由としては、
- 合格率が日本FP協会の方が高いから
- 金財は銀行員や保険会社の人が受けることが多いから
です。私のような独学者は、合格率の違いから、圧倒的に日本FP協会で受験するケースが多いようです。
ただ、金財の合格率が低い原因として、
「団体での申し込みが多く、本人の意向と関係なく会社に受験を強制されるケースもあり、モチベーションの低い受験生も多いため、全体的に合格率が低くなっている」
というのが通説です。
(※もちろん受験生全員がそうと言っているわけではありません!)
どちらで受験するかは、他の方の記事などで、詳細に分かりやすくまとまっているものがありますので、ご自身に合ったものを選択されてくださいね(^^)
今回の記事の内容とは少し脱線してしまうので、詳細は割愛します。
以下、日本FP協会主催の試験に即した内容でお話しします。
試験内容
試験日程
試験は、原則として毎年1月、5月、9月に行われます。
1月・5月試験は前年の10月1日、9月試験は同年4月1日の法令基準日が適応されます。
法令の改正に伴って試験問題や答えが変わる可能性があるから、最新の参考書で勉強するのがオススメだよ!
試験時間
試験は、学科と実技の両方に合格しなければなりません。
実技試験って何をするの?口頭試問とか模擬業務とかがあるの?
“実技試験”という言葉だけ聞くと、そんな疑問を持ちますよね。
学科試験が、「知識(暗記や理解力)」を問うのに対して、
実技試験は、「知識を実際にどう使えるか(応用力・実務力)」を問う問題が出題されます。
学科試験・実技試験ともに、形式は筆記試験(2級では記述式も含む)です。
試験時間はそれぞれ以下の通りです。
3級
試験時間 | 問題数 | 出題形式 | 合格基準 | |
学科試験 | 90分 | 60問 | 多肢選択式 | 36点以上 (60点満点) |
実技試験 | 60分 | 20問 | 多肢選択式 | 60点以上 (100点満点) |
https://www.jafp.or.jp/exam/app/howto/files/outline_3fp.pdf
2級
試験時間 | 問題数 | 出題形式 | 合格基準 | |
学科試験 | 120分 | 60問 | 多肢選択式 | 36点以上 (60点満点) |
実技試験 | 90分 | 40問 | 多肢選択式 及び 記述式 | 60点以上 (100点満点) |
https://www.jafp.o7r.jp/exam/app/howto/files/outline_2fp.pdf
なお、2級はペーパーテストのままですが、
3級は、2024年度より、学科試験・実技試験とも全国で随時受験ができるCBT(computed Based Testing)に移行しました。
受験した実感としては、
- 3級:学科試験・実技試験とも比較的時間に余裕あり
- 2級:学科試験は少し時間的余裕があるが、実技試験は時間ギリギリで見直す時間なし
といった印象でした。
周りの受験生の方も、3級の時は試験終了を待たず席を立つ方も多かった印象ですが、2級は時間いっぱいギリギリまで問題を解いている方が多かったです。
2級の実技試験で出題される計算問題は、1問1問がかなり重くて、解くのに時間がかかったよ…
出題内容
出題内容は、以下の6分野です。
- ライフプランニングと資金計画:資産計算、公的保険など
- リスク管理:生命保険、損害保険、第三分野の保険など
- 金融資産運用:債券、株式、投資信託、NISAなど
- タックスプランニング:税金の分類、所得税の基本など
- 不動産:不動産取引、税金、有効活用、投資分析など
- 相続・事業継承:相続税、贈与税など
ご覧の通り、お金についての常識を幅広く学ぶことができる内容ですよね。
具体的な出題内容(=勉強内容)と、自分が得たい知識がマッチしているかは非常に重要なことだよ!
合格率
以下は、日本FP協会公式HPから抜粋したデータです。
https://www.jafp.or.jp/exam/syutoku
3級FP技能検定(資産設計提携業務):CBT試験 | ||||
期間 | 科目 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2024年10月〜2025年2月 | 学科 | 37,774 | 32,274 | 85.4% |
実技 | 37.078 | 31,729 | 85.6% |
2級FP技能検定(資産設計提案業務):紙試験 | ||||
年月 | 科目 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2025年1月 | 学科 | 21,678 | 9,634 | 44.4% |
実技 | 19,135 | 9,342 | 48.8% | |
2024年9月 | 学科 | 20,692 | 9,749 | 47.1% |
実技 | 19,374 | 10,942 | 56.5% | |
2024年5月 | 学科 | 26,959 | 15,984 | 59.3% |
実技 | 22,506 | 12,349 | 54.9% |
最近の試験での3級の合格率はだいたい85%程度、2級の合格率は学科・実技ともに40-50%台のようです。
2級はぐっとと合格率が下がるね。3級は常識的な知識を問う問題が多いけど、2級はかなり実践的な内容。しっかりと対策が必要だよ。
勉強時間
以下はFP試験合格者の一般的な勉強時間です。
必要勉強時間 | おすすめ学習期間 | |
3級 | 50-100時間 | 2-3ヶ月 |
2級 | 150-300時間 | 3-6ヶ月 |
3級受験者の方で計算してみると、
- 1日1時間→約2-3ヶ月で合格圏内
- 週末だけ2-3時間勉強→3-4ヶ月で合格圏内
といったところでしょうか。
2級受験者の方で計算すると、
- 1日1時間→5-6ヶ月
- 週末だけ2-3時間→6ヶ月〜約1年半
単純計算だと、週末だけ勉強するのでは1年以上かかってしまう計算になりますね…。
コツコツと毎日短時間でも継続的に勉強を続けた方が合格への近道となるかもしれません。
また、2級から受験するよりも、
“3級合格直後に、2級の試験に向けて知識が新鮮なうちに勉強を始めてしまう“
ことで、より短期間での合格が可能です。
私も2024年1月に3級の試験を受けて、2024年5月に2級の試験を受けたよ
3級を1月に受けたら2級は5月、5月に受けたら9月、9月に受けたら翌年1月に受けるのを目標にすると最短かもね!
ちなみに、FP取得時に産休・育休中だった私の勉強時間ですが、
産休中は、毎日「午前中はFPの勉強をする!」と決めていたので、毎日3時間程度は勉強していたと思います。
11月に勉強を始めて、翌年1月の3級の試験に臨んだので、
毎日3時間勉強し、3ヶ月弱で3級を取得することができました!
時間に余裕があったから、短期集中で勉強できたよ!
2級の勉強は、3級の合格発表の後、
「せっかく3級を取ったし、鉄は熱いうちに打て…ということで、2級も取っちゃおう!」
と一念発起し、勉強を始めました。
ただ、その時期はまだ子どもが生後2ヶ月弱の時期で、思った以上に育児と勉強の両立は大変でした…。
子どもが昼寝をしている間に細切れに勉強し、おそらく1日合計で2時間前後を勉強に充てていたのではないかと思います(もちろん全く勉強できない日もありましたが…)。
また、週末は夫に子どもを預けて、気分転換も兼ねてカフェで勉強をすることもありました。
結果的には、毎日2時間の勉強+αで、4ヶ月程度で2級を取得することができました。
教材
私は、
「FP3級合格のトリセツ 速習テキスト」「FP3級合格のトリセツ 速習問題集」で3級
「FP2級合格のトリセツ 速習テキスト」「FP2級合格のトリセツ 速習問題集」で2級
の勉強をしました。
テキストはエッセンスが無駄なく詰め込まれていて、よくまとまっています。
速習問題集も、解説が分かりやすく、繰り返し演習することでしっかりと知識が定着しました。
問題集は3級も2級も3周ずつ解いたよ!
ただ、私がこのテキスト&問題集を選んだ大きな理由は、
「YouTubeで無料講義動画が見れること」でした。
実際に動画を見ながら勉強をした感想は以下の通りです↓↓
- 講師の先生の講義は分かりやすくスピード感もちょうどいい
- 試験頻出のポイント(=試験のヤマ)を知ることができる
- テキストに沿った内容の講義のため、テキストの理解が深まる
動画自体はYoutubeで無料で視聴できるため、テキスト代のみの負担で学習ができます。
資格スクールに通う、もしくは通信講座を申し込むとなると、数万円の負担となることもあります。
上記の書籍を用いて独学で勉強した場合、
- 3級:テキスト1760円 + 問題集1760円 = 3520円
- 2級:テキスト2200円 + 問題集2200円 = 4400円
※2025年8月現在
この程度の出費で、資格取得をすることができました。
無料動画のクオリティが高いので、動画とテキストを組み合わせると、理解度は大手資格スクールの授業と遜色ないと思います。
お財布にも優しいね…!!
いかがでしたか?以上、コスパ最強のFP最短合格術でした。
家計の強い味方となること間違いなしのFP資格、目指してみませんか?
この記事が皆さんのお役に立てると幸いです!